スリザリン生との恋をおすすめする理由

り高く、野心的な彼らが、あなたの心を射止めようとしていますよ。





寮としては、スリザリンは一番人気とはとてもいえません――ヴォルデモートの友人は全員スリザリン出身だったのは誰もが知っていることですし、ああ、そういえば寮の創設者は巨大なバジリスクをまさかの「学校の地下」に隠していましたもんね――しかし、だからといってスリザリン生全員が悪い人たち、というわけではありません。むしろ、将来のパートナー候補としてスリザリン生は実に有望なのです。なぜかというと...

野心的である

スリザリン生のなかには、自分の野心をちょっと人には理解できない方向に振ってしまった生徒も確かにいますが、野心的であることはもちろん悪いことではまったくありません。まあ、自分の野望を果たすために卑劣な手を使わなければの話ですが。卑劣な「野望」の例として、ヴォルデモート卿はマグルやマグル生まれの半純血の魔法使いたちを消してしまおうとしていましたね。しかし、本来は野心的であることはいいことなのです――スリザリン生の多くは成功したいと強く感じていて、その野望はさまざまな偉業を達成させるためのとてもいいモチベーションになっています。オリバンダーがかつて言った言葉を思い出してみてください。

「『名前を言ってはいけないあの人』もある意味では、偉大なことをしたわけじゃ......恐ろしいことじゃったが、偉大には違いない」
『ハリー・ポッターと賢者の石』

スリザリン生をパートナーに持つものとして、あなた自身が彼らの野心を正しい方向へ導いてあげることもきっとできるでしょう。例えば、誰かを痛めつけるのではなく、自分の望むキャリアで成功することに野心を燃やさせるように仕向けてあげることができるかもしれません。ダンブルドアの言葉を少し借りれば、どのような選択をするのかが大切なのであって、あなたがスリザリン生のパートナーを正しい方向に導いてあげればいいのです。それに、あなた自身も、自分の目標を達成するために野心的なパートナーの力を大いに借りることができるでしょう。ひょっとすると、5年間の計画のようなものを練る手助けまでしてくれるかもしれませんよ。もし自分のモチベーションを上げてくれる存在を必要としているのであれば、スリザリン生と付き合うことはプラスに働くこと間違いなしでしょう。

へこたれない

野心的に突き進んでいく性格であるため、スリザリン生は目的を達成させるべくひたむきさを持ち合わせていることが多いようです――魔法界の偉大な魔法使いたちとの関係づくりに力を注いだホラス・スラグホーンしかり、そんな彼を利用しようとしたヴォルデモートしかり、スリザリン生は目的の達成のためなら、そう簡単にはへこたれません。そして、私たちがスリザリン寮に持つ印象と違い、彼らのへこたれない精神は必ずしも身勝手さによるものではないのです―。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、ドラコ・マルフォイがヴォルデモートの命令に従ったのは自分の家族を守るためでしたし、もちろん、スネイプが二重スパイという危険な役目を引き受けたのも、ハリーの母、リリーへの愛ゆえでした。

一見するとスリザリン寮は、愛や勇気よりも血統や階級を重要視しているように見えるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。他の何においてもそうですが、スリザリン生の強い意志は単に、正しい方向へ導いてあげさえすればいいのです。

狡猾である

サラザール・スリザリンの秘密の部屋からヴォルデモートの分霊箱、さらにはドラコのダンブルドア殺害計画まで、スリザリン生は秘密を持ちたがる傾向にあります。そのため、ある意味で彼らは狡猾であることは言うまでもないでしょう。しかし、実は私たちが初めて組分け帽子と出会ったとき、帽子はすでにそのことを教えてくれていました。

「スリザリンではもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段を使っても
目的遂げる狡猾さ」
『ハリー・ポッターと賢者の石』

またもや、スリザリン生によっては邪悪な目的をもってこの性質を使う者も確かにいるかもしれません。そして、今後パートナーになるだろう人物が秘密を持ちたがることが必ずしもいいこととは思えませんが、それでも役に立ちます。例えば、サプライズ・パーティーを計画するにはもってこいでしょう。また、あなたがちょっとした難しい状況だった場合、彼らの手慣れたごまかしが役立つかもしれません。自分の意のままに、あなたを言葉巧みに危険から遠ざけることができるはずです。

魅力的にもなれる

もちろん、スリザリン生といえども個人差はあります――スネイプなんかは、素晴らしい人物だったことは確かですが、魅力的とはいい切れませんでした――しかし、スリザリン生がその魅力で言葉巧みにどこかへ入り込んだり、すり抜けたりすることがしばしばありました。ヴォルデモートという名でこの世に知られる前のトム・リドルはホグワーツ在学時代、多くの先生たちを魅了していました。ルシウス・マルフォイの魅力(それと富)は、彼に魔法省で大きな権力を与えることに一役買いました。そしてドラコ・マルフォイでさえ、基本はただのいじめっ子だったものの、クラッブやゴイル、パンジー・パーキンソン程度ではありますが、魅了できるものを持っていました。

もちろん、本当の関係を築きあげるために必用なものは、見せかけの魅力よりも大切なものは数多くあります。しかし、あなたなら、スリザリン生のパートナーとして、彼らの深い部分にある真の魅力を引き出せるかもしれません。

地下牢に素敵な談話室がある

ロウソクでほんのりと照らされた地下牢以上にロマンチックな場所なんてないでしょう?

誰もがスリザリンらしさを少し秘めている

組分け帽子は、真の勇敢なグリフィンドール生であるハリー・ポッターでさえも、彼の最大の敵であるヴォルデモートが所属していた寮に入れるべきか真剣に悩みました。つまり、誰しもが心のなかにスリザリンらしさを少なからず持っているのかもしれません。そして、それは決して悪いことではないのです。その燃えたぎる野心と決断力を、良心と結びつけさえすればいいだけなのです。もしかしてそれは、助けなしでは難しいのかもしれません。でも、あなたのスリザリン生のパートナーには、あなたがついています。だからきっと大丈夫です。

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