原作:湊かなえ×監督:廣木隆一 傑作ミステリー、待望の映画化!

2021.11.09 劇場作品

事故か、自殺か、殺人か―――
累計発行部数90万部突破
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」
希代のベストセラー作家:湊かなえの傑作ミステリー、待望の映画化

映画化されるのは、2012年に発表された湊かなえの小説『母性』。ある女子高校生の遺体が見つかったことに端を発した、「母と娘」を巡るミステリー小説だ。湊かなえは2007年に『聖職者』で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。2009年にはのちに映画化される『告白』が第6回本屋大賞を受賞、史上初のデビュー作でのノミネート・受賞となり同作は300万部を超える社会現象を起こし、『贖罪』(09)、『望郷』(13)、『豆の上で眠る』(14)、『ユートピア』(16)、『落日』(19)など、数々の作品を世に送りだしてきた。そんなベストセラー作家をして「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」と言わしめるほどに心血を注いで上梓した物語が『母性』で、2021年現在で発行部数は90万部を超える湊の代表作の一つにも数えられている特別な作品でもある。今回の映画化に際して原作者の湊は、「映画化の話をいただいた際は、限られた時間でどの部分を切り取るのだろうかと、少し不安が生じました」と初めて映画化が決まった際の率直な心境を吐露する一方で、「しかし、脚本を読んで、切り取るのではなく、物語の大切なところをすくい上げ、映画として膨らませていることがわかり、安心しました」「原作者としてではなく、一観客として楽しみにできるのは、監督やスタッフ、役者の方々を信頼しているからで、そのような映像化になったことを、心から嬉しく思います。」と喜びと期待の気持ちを明らかにした。小説界のみならず、映画・ドラマ界のミステリーの歴史をも塗り替えてきた、そんな湊の『母性』は、果たしてどんな映像となってスクリーンに映るのか。ぜひ注目ください!

監督は国内外から高い評価を受ける名匠:廣木隆一

そんな湊作品のメガホンを託されたのは、名匠:廣木隆一監督。1982年に映画監督デビューを飾り、1994年、サンダンス・インスティテュートの奨学金を獲得して渡米し、帰国後発表した『800 TWO LAP RUNNERS』(1994)で文化庁優秀映画賞ほかを受賞。国内外40以上の映画祭で数々の賞を受賞した『ヴァイブレーター』(03)、『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『軽蔑』(11)、『さよなら歌舞伎町』(13)、『ナミヤ雑貨店の奇跡』(17)、『ノイズ』(22)など数多くの映画を手掛けてきた。また近年はNETFLIX作品『火花』(16)、『彼女』(21)が世界配信されるなど、デビューから約30年間第一線で活躍し新たな挑戦をし続け、出演俳優・スタッフから絶対の信頼を得る名匠だ。本作に挑むにあたり廣木監督は、「湊さんが書かれた小説は前から気になっていたので、今回映画化することが出来て嬉しく思いますと同時にプレッシャーでもありました。」とオファーを受けた際の心境を明かしつつ、「湊さんが書かれた親と子供の関係性は普遍的である一方、様々な姿を三人の中に見せてくれました。どうぞ、女性の方ばかりではなく男性の方にも観ていただきたい映画になっているのでぜひスクリーンでお確かめ下さい」とコメント。また本作のエグゼクティブプロデューサーであるワーナー・ブラザース映画、関口大輔は原作との出会いを、「湊かなえさんの小説が大好きで、いつか映像化に挑戦したいという夢を長年抱いていました。そして「母性」と出会い、どうしてもこの小説の映像化を提案してみたいと思いました。」と振り返りつつ、「湊さんの素晴らしい原作、廣木監督の才能と独特の演出が合わさって、映画「母性」が完成します。今まで見たことのないような世界にお客さんを引き込む意欲作です。是非、映画館でこの世界を体験していただければと思います。」とこれまでにない全く新しいミステリー映画の誕生に自信をのぞかせた。
今回明らかになったのは原作と監督の情報のみ。果たして本作の"母と娘"は誰が演じるのか?また映画ではどんな物語が紡がれるのか―――次回発表にどうぞご期待ください。

『母性』は2022年秋、全国ロードショー!

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