『モンタナの目撃者』ニコラス・ホルト&エイダン・ギレン 名悪役コンビを務めた2人のインタビューが到着!本作の冒頭10分映像も公開!

2021.12.22 ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信

絶賛デジタルダウンロード販売中・デジタルレンタル中の映画『モンタナの目撃者』のブルーレイ&DVDのセル・レンタルを本日12月22日より開始いたします。本作は、アンジェリーナ・ジョリー演じる山林消防隊のハンナが、森の中で出会った少年・コナーを守るべく、コナーを狙う暗殺者や山火 事と戦い抜くサバイバル・アクション作品。

この度、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ニュークス役などで知られるニコラス・ホルトと「ゲーム・オブ・スローンズ」ピーター・ベイリッシュ役で有名なエイダン・ギレン、少年コナーを追う暗殺者を務めた2人のインタビューが到着!本作の魅力をより一層強めた名悪役コンビが、本作の魅力を語る!

ニコラス・ホルト&エイダン・ギレン インタビュー

――最初に台本を読まれたとき、この物語の何に魅力を感じましたか?

エイダン:映画の世界観かな。僕のお気に入りの映画、例えばジョン・ブアマン監督の『脱出』とか、『天国の 日々』のような印象を受けたんだ。多くの映画は便利だからという理由で都市で撮影されるけど、僕の好みは そうじゃない。だから台本を読んですぐ(監督の)テイラー・シェリダンとそのことについて話したよ。どうするつもり
なのかって。そうしたら、彼も僕と同じように思っていたんだ。都会では撮れない映画だって。自然に囲まれた 場所で、強烈な状況や物語が語られる。そのことに魅了されたんだ。彼の過去の作品を観て分かっていたけ ど、彼は今のアメリカ映画業界・TV 業界で存在感を放っている、最も情熱溢れる人間の一人だよ。

ニコラス:エイダンの言う通りだと思う。テイラーのこれまでの作品を観ていたから、とにかくもう興奮したよ。もうひとつ僕が魅力的に感じたのは、生き抜 くためにお互いを投げ出す、想像を超えた友情や関係性だった。それが、コメディでもアクションでも、あらゆるジャンルの映画で僕が魅力に感じる要素 なんだ。悲劇に見舞われた少年が恐ろしい目にあって、生き抜こうとする中で新たな友情と結び付きを得る、そのことにとても心惹かれた。そして、エイ ダンと僕が演じた 2 人のキャラクターにもね。初めて演じるタイプの役だったし、彼を理解して発展させるのは楽しかったよ。もちろん、テイラーが創り出し たキャラクターを理解するには彼が思う方向性を知るのが一番だから、彼と一緒にね。

――演じられた役柄について教えてください。ニックから、お願いできますか?

ニコラス:僕が演じたのはパトリックという役で、ジャックの弟分なんだ。
僕たちはふたりとも雇われた暗殺者で、その道のプロだ。
エリート中のエリート、と言ってもいいくらい。すごくミステリアスな役だよね、エイダン。

エイダン:その通り。

ニコラス:相当謎な二人組なんだ。常に全容は描かれず、そこが僕が台本で気に入っていた部分なんだけど、明らかにバックに巨大な力や金が動いているものの、決して正体は明かされない。それがストーリーに信憑性を与え、面白くしていると思う。決して全てが語られることはない。パトリックとジャックは、最初は極めて簡単な仕事だと思っていたはずなんだ。でも進むにつれ、より大きなチームを組まざるを得なくなり、コントロールが効かなくなる。でも彼らはプロだから、何とかしてやり遂げなければならないんだ。

エイダン:ニックが言った通り、僕らが誰のために働いているか、観客に確信できる瞬間は訪れない。そのニュアンスが面白いんだよ。観客は常に「彼らを雇ったのは誰なんだろう?」と考えながら物語を追う。分かっていることは、彼らが子供を追っていて、子供が捕まることは良いことではない、ということだけなんだ。深いところまでは知り得ない。過度に説明もされない。すごく気に入っているよ。とても感覚的なんだ。僕たちも誰のために働いているかは決して語らないしね。

――子供を追っている、と言われましたが、主要キャストは皆かなり身体的にきつかったのではないですか?そのために、何か準備はしましたか?

エイダン:僕は主に武器を扱うトレーニングをしたよ。以前も扱った経験はあったんだけど、この映画のやり方は違ったんだ。目に映る以上の訓練をして、どんな状況であれ、何を要求されたとしても応えられるように準備をした。僕らには良きアドバイザー兼トレーナーがいたしね。だから、自信をもって臨めたよ。僕に必要なものは、正に自信そのものだったから。演じる中で準備不足だと思われたくなかったし、ミスもしたくなかった。そうなったら最悪だからね。

――アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・バーンサル、メディナ・センゴアなど、才能溢れる共演者に関して話していただけますか。
エイダン:テイラーが準備してくれた、少数にして最高のキャストだったよ。僕らが最初に追った子供の父親役・ジェイク・ウェバーも素晴らしかった。優れた役者は地に足がついていて、完璧なんだ。共演者にはそうあって欲しいと思うものなんじゃないかな。共に協業して助け合える人々との現場は、いつも安心感を与えてくれる。何の不満もなかったし、共演者として、本当に最高だったよ。

――ニック、あなたはアンジェリーナ・ジョリーやフィン・リトルと、かなり強烈なシーンがありましたね。現場での関係性はどうでしたか?
ニコラス:フィンの演技には本当に感動したね。僕も子役だったけど、あんなにプロフェッショナルでもなかったし、自制心も理解力もなかったと思う。撮影中も、彼の演技と悲痛な様子をみて圧倒された。休憩中に話したりもしたよ。アンジェリーナ・ジョリーに関しては、僕たちのシーンはすごくフィジカルなアクションシーンが多くて、さっきエイダンが武器を扱うトレーニングについて話していたけど、彼女のアクションは完璧だった。この映画はとにかく過酷なシーンが多かったけど、アンジーもフィンも全身全霊で取り組んでいて、そんな中で、彼らが一緒にいるシーンを通して築き上げた関係性はこの上なく尊く感じられた。

――あなた方お二人は以前も共演したことがありましたか?それとも、初共演でしたか?

ニコラス:(エイダンに)初めてだったよね?

エイダン:そうだね。

――良い時間を過ごせましたか?また共演したいですか?

エイダン:もはやお互い愛し合っているからね。

ニコラス:誰よりもね。(笑)

エイダン:もちろん!(笑)

ニコラス:それぐらい楽しい時間を過ごしたってこと。

エイダン:良い時間を共有したよね。僕たちのシーンはほとんど一緒だったから、社会的交流含めて現場で本当に良い時間を過ごしたと思う。
もともと僕は、知っている人がいないゼロからの現場が好きなんだ。

――テイラー・シェリダンに関してですが、彼は環境を映画のキャラクターのように扱うのが好きなようですね。強烈な火が映画のキャラクターのように荒野で猛威を振るうという経験は、いかがでしたか?

ニコラス:まず、余談だけど、エイダン、ニューメキシコを覚えてる?覚えているかどうか分からないけど、標高6,000フィートか7~8,000フィートで、僕たちはそこで何日か過ごさなければならなくて。肉体的なトレーニングや訓練をして撮影に入ったんだけど、標高のせいで突然身体が重くなって、すごく変な感じだった。で、話を元に戻すと、テイラーは完全に環境や要素をキャラクターとして扱うよね。そうすると当然時間的制限も生じるわけで、それがエイダンのキャラクターの意味付けにもなったと思う。

――確かにジャックはずっと時間を気にしていましたね。

ニコラス:気にしすぎるくらいにね。

エイダン:そう。僕が火を放ったんだけど、すごく興味深い瞬間だったよ。そのシーンの撮影で、2本の本物の道路作業用発炎筒を取り出し火を点けて森に投げ込んだんだけど、そのときにこう思ったんだ。「こんなことしていいのか?」って。そこはとても管理された場所で、僕たちは決して森を焼き払うつもりはなかった。些細な行動だったけど、もう後戻りはできなくなる。

――テイラーは、人々は火を悪役として見るが、火に意思はない、と言っていました。ただ燃えるだけ。

エイダン:それ、すごく良いセリフだね!僕が言ったことにしていい?(笑)

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