ホグワーツ特急に乗ったら誰と過ごしたい?

ご乗車願います!新学期に向けてホグワーツへ戻る汽車の旅を、あなたならどのようにして過ごしたいですか?仲のよい友人たちとくつろぎたい人や、車内販売のお菓子を全部食べてみたい人など、あなたの性格に合わせておすすめのホグワーツ特急車内での過ごし方をいくつか考えてみました……。

規則や責任感が大切?それなら監督生たちと通路のパトロールをしてみてはいかがでしょう……

ホグワーツへ戻る旅は、ドタバタになることが簡単に想像できます。それもそのはず、新学期に胸を躍らせているたくさんの若い魔女や魔法使いたちがたった1本の汽車に詰め込まれてくるのですからね。幸いにも、頼りになる監督生たちが、ときには厳しい言葉をかけたり、どこかの寮の減点をしたりしながら通路をパトロールしているので、きっとこの大混乱をしずめてくれることでしょう。もしあなたが、規律はしっかりと守るべきものだという考えを持っているのであれば、この責任感あふれる生徒たちのなかに自然と溶け込むことができるはずですよ。いつもまわりから信頼され、頼りになる存在だと思われているあなた。頼まれごとも進んで引き受けて、(本音を少しこぼすならば)力を振りかざすことにちょっといい気分になり、誰かのクソ爆弾のひとつやふたつを没収することになんのためらいもないあなたならね。

出世することに熱心?そんなあなたはスラグ・クラブの面々と人脈づくりをしてみては……

とても野心的なあなたなら、より上り詰めるために必要なのは、知識の量よりもむしろ持つべきものは、友人の質であることはよくご存知ですよね。キャリアのステップアップをしたいのであれ、すぐに売り切れるコンサートやサッカーの観戦チケットを無料でくれる友人が欲しいのであれ、結局大事なのは人脈というわけです。そんな人脈作りをするのにホラス・スラグホーンの“スラグ・クラブ”以外に最適なところなんてあるでしょうか?有名なクィディッチ選手、ハニーデュークスのオーナー、日刊予言者新聞の編集者などをはじめとする素晴らしい人たち(加えてその親族たち)もみんな、このクラブを経験してきたのですから。行動力のあるあなたがホグワーツ特急に乗車したなら、このクラブの人たちと過ごす以外に考えられません。きっと汽車がホグズミードに到着するころには、最低でも6人は興味深く、役に立つ人たちと新たに繋がりを作れていることでしょう。このことについては、1000ガリオン賭けてもいいですよ。

変わり者であることに誇りをもっていますか?それならネビルとルーナのコンパートメントへどうぞ……

偏見など全く持たず、ありのままの自分をさらけ出せるコンパートメントを探しているなら、ルーナとネビルのところへぜひ来てください。このふたりは周りからちょっと変わっていると思われていることも全く気にせず、自分たちの好きなものを突きつめられる勇気ある人たちですよ。例えば、ネビルがミンビュラス・ミンブルトニアを車内に持ち込んで、コンパートメント全体を臭液まみれにしたときのことを覚えていますか?――こんな状況下では、真の薬草学マニアでない限りいい顔はしなかったことでしょう…。あるいは、ルーナがメラメラメガネをかけて、クィブラーを逆さまに読みながらしわしわ角スノーカックについて楽しそうに話していたこともありましたね――これまた、一般的には「普通」だとは思われない行動だったかもしれません。それでも、あなたなら彼らの風変わりなところも大好きになれるでしょうし、そのお返しとして彼らもあなたのなかにある風変りな部分を肯定してくれることでしょう。石や動物、切手が大好きだったり、ちょっと変わったファッションセンスを持っていたり、自分の過去をあまり分かっていなかったとしても、きっとこのふたりなら、一日中あなたの話を聞いてくれますよ。そして、この変わり者で最高な友人たちのとなりこそが、最も自分らしくいられる場所だと感じられるようになることでしょう。

学校なんてダサい?そんなあなたはマルフォイやスリザリンの友人たちと過ごしてみてはいかがでしょう……

若くて熱心な生徒たちであふれかえったホグワーツ特急での時間――なんて苦痛なんだろう。心躍ることなんかなにもない。そもそも、学校に行くことにワクワクする人なんているの?――ホグワーツ特急に乗り込むとき、こんな考えが頭をよぎったあなたは、きっとマルフォイやその友人たちと過ごすのがぴったりでしょう。ちょっとトゲトゲしていて、何事にも動じない雰囲気をまとうことが大好き。近くにいると怖いけど、ちょっと格好いいとも周りから思われているのがたまらない。あなたは少し危険な香りをまとっていることでしょうし、もしかしたらレザージャケットなんかを持っているのではないですか?そんなあなたなら、スリザリンの仲間たちと一緒にひとつのコンパートメントを占領して、ほかの誰も入り込めない雰囲気を作り出すことができることでしょう。しかし、実はあなたは見た目ほどタフではなくて、人には知られていない繊細なところも隠し持っているのでは?もちろん、それは秘密にしておくので安心してくださいね。

おやつが食べたい気分?それなら、車内販売魔女にくっついているのもいいかもしれません……

あなたはどうか知りませんが、お腹がすいているときにお菓子がひとつも手元にないことほど最悪なことはありません。むしろ、最悪過ぎて、かなりイライラしますし、お腹も優しさも減ってしまいます。でもそんなあなたでもご安心を。ホグワーツ特急には、美味しいおやつがたくさん積み込まれていますよ。蛙チョコレート、大鍋ケーキ、バーティー・ボッツの百味ビーンズに、かぼちゃパイ。それ以外にも、まだまだたくさんあります。車内販売魔女はいつも豊富に品ぞろえをしてくれているのです。もしあなたが美味しいものに目がなく、緊急用のチョコレートバーをいつも持ち歩いていて、お腹が空いたときに近づいてはいけないようなタイプの人なら、きっと車内販売魔女の近くならずっとニコニコして時間を過ごせるでしょう……。ちなみに、メガネをかけた厄介な魔法使いがお菓子を独り占めしないように見張りたいという理由でもいいと思いますよ。

ただ友人たちと楽しくお喋りがしたい?だったらハリー、ロンとハーマイオニーのとなりへぜひ来てください……

ハリー、ロンとハーマイオニーにとっては、ホグワーツ特急の車内は座ってお喋りをするのに最適な場所でした。ヴォルデモート卿の復活のようなヘビーな話から、ロンがスキャバーズを黄色に変えようとする話まで、ここではなんでも話せたのです。3人にとって、ホグワーツ特急車内は学校から離れて、誰にも邪魔されずに過ごせる大切な時間でした。なんせ、学校はドラマやミステリー、そして時には史上最悪の闇の魔法使いとの戦いまで、実にさまざまなことが起こる場所でしたからね。もしあなたが、ただ友人たちとリラックスしてお喋りを楽しみたいのであれば、きっとこの3人と一緒に過ごすのが一番でしょう。あなたもハリーたちと同様に、常になにかに追われていて、ヴォルデモート卿と戦っているわけではないにせよ、仕事や学校、友人や家族がらみのさまざまなことを日々うまくこなしているのではないでしょうか。そんな忙しいあなたはどうぞ、われらが黄金トリオのとなりに座って、この美しい紅色の蒸気機関車の窓から移り変わっていく世界を眺めてゆっくりしてくださいね。

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