「ハリー・ポッターと賢者の石」より勇敢な瞬間5選

ハリー・ポッターの物語のなかから、私たちのお気に入りの勇敢な瞬間を集めてみました!きっと思わずはっとさせられるような場面も入っていますよ。

1.ハリーとロンがトロールのことをハーマイオニーに伝えに行ったとき

トロールがホグワーツに侵入したとき、ハリーとロンはグリフィンドール寮にすぐに戻るように言われていました。しかし、2人が真っ先に向かったのは女子トイレだったのです。なぜなら、女子トイレでは、騒動のことを何も知らないハーマイオニーが泣いていたからです。ありがとう、ロン。

 確かにロンが原因でハーマイオニーは、女子トイレにこもっていました。それでも、うろつき回るトロールに見つかる危険を冒してまで、まだ友人にすらなっていなかった彼女を探しに行ったのは、とても勇気ある行動ですよね。そしてロンとハリーは、実際にその悪臭がひどく、背丈が4メートルもあり、巨大なこん棒を持ったトロールと相まみえたときも、決して走って逃げたりしませんでした。まあ、うっかり、ハーマイオニーが残っているトイレのなかにトロールも一緒に閉じ込めてしまったのは事実ですが…。でもそのことに気づくとすぐに、自分たちのことは考えずに彼女を助けに戻りましたよね。

ハーマイオニーについていえば、トロールなんかよりもずっと怖いもの――そう、カンカンに怒った先生たち――から、ハリーとロンを救い、彼らがトロールと出くわしてしまったのは自分のせいだと言ってかばってくれました。そのため、この場面は最初から最後までいろいろな人たちの勇敢さであふれていたといえるでしょう。そして、この出来事がきっかけで、私たちの大好きな3人組が誕生したのです。この場面がなかったら、一体ぜんたいどうなっていたことやら…。

2. 禁じられた森でフィレンツェがハリーを助けてくれたとき

 ケンタウルスは、本来、予言された出来事に介入してはいけない生き物なのです。さらには、ベインの言うようにまるで“ただのロバ”のように人間を背中に乗せることなんて、もってのほか。それがたとえ、禁じられた森の中に潜むユニコーン殺しの血まみれの影の前に1人の少年を置き去りにすることになったとしても…です。

そのため、フィレンツェがそのユニコーン殺しの謎の存在からハリーを助け出してくれたとき、それは予言された出来事に介入するだけでなく、友人のケンタウルスたち全員を敵に回してもおかしくないような行動でもあったのです。この一件で、ベインはカンカンに怒りました。彼にとっては、人間界と一線を画すことはケンタウルスの大事な務めでした。つまり、ケンタウルスは人間界に一切の影響を与えてはならないと考えていたのです。

しかし、フィレンツェは違いました。彼がハリーを助けたとき、フィレンツェは自分の仲間の期待を無視したのです。なぜなら、彼にはより大切な考えがあったからです。それは、予言がどうであれ、森に潜む怪物に打ち勝つ唯一の方法は結束することだと悟っていたからでした。

3.ネビルが友人に立ち向かったとき

ホグワーツ特急に乗った瞬間から不安そうだったネビルは、マルフォイたちの格好の標的でした。そしていじめられることで、ネビルは一層みじめでおどおどしてしまうのです。ロン、ハリー、ハーマイオニーはそんな彼に何度も、立ち向かうように言い続け、そのアドバイス通り、実際にネビルは立ち向かうのですが、それはなんとも最悪なタイミングでした。というのも、パジャマ姿のネビルはロンとハリー、ハーマイオニーの前に立ち、グリフィンドールがこれ以上減点されないようにするために、大きな勇気を振り絞ったのです。マルフォイに立ち向かったときとは違って、今度は親友と呼べるような存在の人たちに対して同じ行動をとったのです。そして彼は、ハーマイオニーの『全身金縛り(ペトリフィカス・トタルス)』の呪文にかかるまで、決してひるむことはありませんでした。

 ネビルにとって、この瞬間がどれほどの代償を伴うのかは容易に想像できますね。それでも彼はやりとげました。だからこそ、ダンブルドアが彼の勇気ある行動を称え、グリフィンドールに寮対抗杯の優勝に導く10点を与えた瞬間は、私たちも思わず喜び合いましたね。

4.ロンが自分を犠牲にしたとき

ネビルが友人たちに立ち向かった瞬間は一種の勇気ある行動でした。同じように、ロンが巨大な魔法使いのチェスでの一撃を受けながらも友人たちを優先させた場面ももちろん勇気ある行動だったといえるでしょう。

友人たちに先を譲るために、自分のことを叩きつけようとする、石でできたおそろしいクイーンに立ち向かうにはよほどの勇気が必要だったことでしょう。そして、それをやってのけてしまうのが、ロンなのです。彼はこのチェスの対戦中、即座に状況を把握して決断を下します。自分を犠牲にしなければ、ハリーとハーマイオニーは賢者の石を見つけに行くことができないと悟ったのです。だからこそ、2人に何も言わせず、この勇気ある決断を下したのでした。

5.ハリーがヴォルデモートと向き合ったとき

チェスは論理的なゲームなので、ロンの犠牲は、その場で考えなければならないものではあったとはいえ、戦略のひとつでした。しかし、ハリーがヴォルデモートと顔(のようなもの)を合わせなければならなかったとき、彼は戦略なんてものを考える余裕がありませんでした――クィレルのターバンの下からのぞかせるギラギラと血走った目を見てしまった瞬間から、どうすればいいのか全く分からなくなってしまったのです。これから起こることを全く予想もできない状態でハリーにできることは、とにかく早く考えることと、祈ることだけでした。

だからこそ、ここで彼が祈った内容が実に感心させられるものだったのです。ヴォルデモートがハリーを「みぞの鏡」の前に立たせ、賢者の石を手に入れる方法を考え出せとクィレルに命じたとき、ハリーは賢者の石を守るために、自らそれを見つける姿を想像することで、ヴォルデモートの予想を覆したのです。ハリーは別に、石を自分の好きなように使おうと思ったわけではありません。ヴォルデモートを出し抜くことも一切考えていませんでした。ただ単に、ヴォルデモートから石を遠ざけたかったのです。ハリーのこのときの勇気は本能的かつ直感的なものでした。彼が考えていたのは、ただ一つ。それは、石がヴォルデモートの手に渡ったらおそらく最悪の事態を招くということだけでした。

特別賞……

最後に、勇敢な瞬間として、スキャバーズの行動を取り上げたいと思います。そう、ロンの家に昔からいる、あのお下がりのネズミです。スキャバーズがマルフォイのいじめっ子仲間のゴイルに噛みつき、またそのまま寝たとき!でかした、スキャバーズ!

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